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リクガメの飼育は難しい?ヤバい理由とそれでも飼いたい場合の心得

かめおブログ

実は、私が1番はじめに飼育をはじめた爬虫類がリクガメです。
もうそろそろ我が家に来て8年が経つので、人生の4分の1くらいは一緒に過ごしたことになりますね。(年齢がバレる…!)

リクガメはアミーゴなどの全国チェーンのペットショップでも取り扱われていることが多く、比較的入手しやすい爬虫類ペットだと思います。

しかし、入手は簡単でも手放すことは容易ではありません。
しっかり考えた上でお迎えしないと、こんなはずではなかったと後悔することになるかもしれません。

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リクガメの飼育は難しい?

リクガメの飼育自体はそれほど難しくはありません。
リクガメは非常に丈夫で、爬虫類・両生類ペットの中ではお世話も簡単な部類だと思います。

たとえば、ツノガエルは世間では飼育が簡単という認識が持たれていますが、実際にはコツを掴むまでは少し難しいと思います。
エサ食いが良いはずなのに拒食に悩まされる飼育者も多いですし、原因不明の突然死の報告も後を絶ちません。
ツノガエルの寿命は10年以上などと言われていますが、実際に10年間も同じツノガエルを飼育しているという人は飼育者全体の半数もいないのではないかと思います。
実際に私も初代ケロちゃんは飼育2年で落としてしまいましたし…。

しかし、リクガメのかめおは大きな体調不良になることもなく8年間は飼育できています。
なので、リクガメは飼育の難易度が高いというわけではないんです。

エサも小松菜やモロヘイヤなどの野菜で良いので入手しやすいです。
コオロギや冷凍マウスなどのいわゆる爬虫類のエサが苦手な人でも、リクガメなら抵抗なくエサやりができます。

リクガメのここがヤバい!

目立った欠点がないように思えるリクガメですが、実際に飼育してみるとしんどい部分が多いです。

飼育者目線で「リクガメのここがちょっと…」と思う部分をまとめてみました。
お迎え前に要チェックです!

設備投資がエグい

リクガメの飼育には以下のようなものが必要です。

一見そんなにでもないのですが、なにせリクガメは運動量が多いのでケージも大きなサイズのものが必要です。
私は現在幅120cmのガラスケージを使用しているのですが、これだけでも4万円以上するんですよ…。

そしてバスキング兼UVライトのパワーサン、これがだいたい9,000円くらいです。
これは基本的に1年くらいでUV照射量が少なくなるので買い替えなければいけません。

サーモスタットはなくても良いですが、温度管理が非常に面倒になります。
そのため、なるべく早い段階で買っておくのがおすすめです。

電気代がかかる

冬の暖房代、これも非常にキツいですね…。
今年の1番電気代が高かった月は1万6,000円を超えていました。

ツノガエルみたいにケージが小さければ暖房器具も小さめで電力少なめのもので済むのですが、リクガメはケージがデカいので、暖房器具もデカくて電力の大きいものじゃないといけません。

エアコンを付ければいいと思うかもしれませんが、リクガメの適正温度って30℃前後なんですよ。
さすがに冬場に自室をそんな高温にするわけにはいかないので、部屋全体は20℃くらいにして、リクガメケージはさらに暖突などで加温して30℃をキープするわけです。

夏は逆に、部屋は冷やすのにリクガメケージは温めてるというわけのわからない状態になりますが、あまり深くは考えない方が良いです…。

意外とうるさい

リクガメは鳴くことはありません。
しかし、活発に動き回るので動作音がうるさいです。

甲羅も固いので、ケージやエサ皿にぶつかると音がたちます。
朝なんて爪でわざと音をたててエサくれアピールしてきますからね。

ただ、これが気になるかどうかは人によるでしょう。
ツノガエルのようにほとんど動かずじっとしているだけだと、具合が悪いのかと心配になってしまう人もいると思います。
リクガメくらい元気に動き回ってくれる方が見ている分には楽しいかもしれません。

リクガメと上手に暮らすための3つの心得

それでもリクガメを飼育したい、すでにリクガメをお迎えしてしまっている場合にはどうすれば良いのでしょうか。
リクガメとうまく暮らすための心得を自分なりに考えてみました。

お金はかかるものとして割り切る

正直どんなペットでも飼育していればそれなりにお金がかかります。
それが嫌ならそもそも飼うなという話になってしまいますので…。

なので、もうお金がかかるのはそういうものだと割り切った方が精神的に楽です。
変にケチってリクガメが病気になったりすれば、治療にもお金がかかるようになり余計に出費がかさみます。

リクガメの病気で多いのが呼吸器疾患と甲羅の変形です。
呼吸器疾患は風邪や肺炎のような症状で、温度管理が不十分だと発症しやすくなります。
甲羅の変形は紫外線やカルシウム不足によるものです。
どちらもきちんと飼育環境が整えられていれば防ぐことができます。

必要な飼育用品には惜しまずお金をかけて飼育環境を整えていった方が、リクガメも元気に快適に過ごせ、飼い主もメンテナンスしやすくなりwin-winの関係を築けるのではないでしょうか。

他の爬虫類・両生類ペットと同列に考えない

リクガメの人間に対するふるまいは、どちらかというと哺乳類に近い感じがします。ヘビやヤモリに比べるとイヌ・ネコの方が感覚的には近いですね。
爬虫類が苦手でもカメは平気という人も多いですし。

リクガメをその他の爬虫類・両生類とはあまり比較しない方が良いです。
爬虫類・両生類の魅力としてエサの頻度が少ないことや小スペースで飼えることが挙げられることがありますが、リクガメはそのような特徴にはあてはまりません。

同じカメでも水棲のカメ、たとえばミシシッピニオイガメなどは最大サイズでも15cm未満で、エサ頻度も少なくて済みます。
ただ漠然とカメを飼いたいという人は、こういった水棲亀の方が合っているかもしれません。

リクガメはリクガメです。
そのあたりをしっかり理解してからお迎えすれば、頭の中のイメージと実際のギャップに苦しむこともないと思います。

親子のような意識で飼育する

リクガメは人慣れしやすく、懐かないと言われる爬虫類ペットの中では愛着を湧きやすい部類だと思います。
一説によるとカメの知能は3歳児並みとも言われているようです。
飼い主の顔や自分の名前なども普通に覚えます。

リクガメを飼育するのは正直辛いと感じることもありますが、では手放すことができるのかと聞かれるともう無理ですね。
8年も一緒にいるうちに、すっかり親子のような関係性ができてしまいました。
手がかかるからといって子どもを捨てる親は滅多にいないと思うので、リクガメの飼育においても同様の感覚を持つことが1つの理想ではないかと思います。

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