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拒食

読み:きょしょく

拒食はペットがエサを食べなくなる状態のことです。
エサを食べなくなる原因はさまざまで、状況にあった適切な対応が必要になります。

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拒食の原因と対処法

ストレス

ストレスが溜まっているとナーバスになりエサを食べなくなることがあります。
このあたりは人間と同じですよね。

ストレスが溜まる暴れたり飼い主に噛みついたりする動物もいますが、ペットの爬虫類・両生類は温厚な性格の種が多く、このような粗暴な態度に出すことは滅多にありません。
そのため、自分でストレスを発散することもできませんし、どのようなことがストレス源になっているのかの判断も難しいです。

基本的に、爬虫類・両生類は人に構われることを嫌います。
ハンドリングのしすぎなどは大きなストレスになると考えておきましょう。
その他にも、ケージ内に隠れられるスペースがなかったり、他の個体と飼育ケージが隣接していることでストレスがたまることもあります。
このようなストレス源を特定して排除すれば、少しずつ食欲を取り戻してくれるはずです。

活性が落ちている

温度や湿度が低すぎると、冬眠・乾眠状態へのスイッチが入ってしまいエサを受け付けなくなることがあります。
この場合、消化機能も下がっているので、無理に食べさせても吐き戻したり、未消化のエサが体内で腐敗して体調不良の原因となることがあるので注意が必要です。
まずは温度・湿度の見直しを行いましょう。

警戒している

お迎え直後の個体や神経質な個体などは警戒心が強く、エサを与えても食べてくれないことがあります。
無理に食べさせようとするとますます警戒して口を閉ざしてしまうので、数日間安静にしてから再チャレンジしてみてください。

エサの与え方も工夫してみましょう。
コオロギなどの昆虫を与えるのであれば、頭を潰して体液を口元につけたりしてやるとエサとして認識しやすくなり食いつくことがあります。
また、マウスなどを与えるのであれば、人肌程度の温度に温めると野生の状態に近くなり食べやすくなります。

病気にかかっている

エサを食べなくても元気があるようならそれほど問題はありませんが、ぐったりとしているのであれば何らかの病気にかかって食欲が落ちているのかもしれません。
飼育環境を整えてみて、それでも改善しないようなら1度病院で診てもらいましょう。

脱皮前後

爬虫類は脱皮の前後はエサを食べなくなることが多いです。
これは生理現象によるものなので、心配はいりません。

体全体が白っぽくなってきたら脱皮前の合図なので、エサやりは控えるようにしましょう。

エサに飽きた

急にエサを食べなくなった場合、エサに飽きてしまったのかもしれません。
人工飼料を与えていたのであれば生餌に変えてみるなど、エサの種類を変えて再チャレンジしてみましょう。

また、フトアゴなどの雑食性の爬虫類の場合、成長の早いベビー~ヤングの間は昆虫食性が強いのですが、アダルトになると植物食性が強くなります。
そのため、成長段階に合わせてエサの内容も切り替えていくのが良いでしょう。

拒食中にやってはいけないこと

1日に何度もエサを与えようとする

何度もエサやりチャレンジをしても、拒食の原因が解消されないことには食べてくれません。
ストレスになるだけなので、エサやりを行うのは1日1回までにしておきましょう。

強制給餌

強制給餌はリスクの大きい処置です。
どうしてもエサを与えないと死んでしまうような場合以外は積極的に行うべきではありません。

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爬虫類飼育歴8年。爬虫類・両生類の清潔感と素朴なかわいさ・たくましさが好き。
リクガメ・ツノガエル・クレス・イベリアトゲイモリを飼育中。

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