読み:さいせいび
再生尾は自切後に生えてくる尾のことです。
再生尾の特徴
基本的には、自切した尾が完全に再生することはありません。
自切後に生えてくる再生尾には骨がなく、代わりに軟骨が芯となっています。
また、質感や形状なども自切前の尾とは異なるため、よく観察すると再生尾かどうか判別することが可能です。
実際の再生尾がどのように形成されるのかは、こちらの動画を見てもらうとわかりやすいです。
再生尾のマメ知識
すべての爬虫類が再生尾を生やすわけではない
自切しても再生尾が生えず、切り口が塞がるだけの種もいます。
有名どころだと、我が家でも飼育しているクレステッドゲッコーは再生尾が生えません。
また、もともと自切しないフトアゴやカメレオンなども、万一事故などで尻尾が切れてしまっても再生しないので、管理の際は十分な注意が必要です。

蛙色1号
同じヤモリでもトッケイヤモリなんかは再生するみたいですけどね。
不思議です…。
再生尾個体は安い
再生尾個体は爪飛びなどと同様に欠陥とみなされるため、ショップでは安価に販売されていることが多いです。
レアモルフであっても、再生尾ということでノーマル個体と同程度の価格で入手できる場合もあります。
ただし、1度自切しているということはもともと神経質でストレス耐性の低い個体であったり、ショップでの管理が悪く弱っている可能性などもあります。
そのため、安いからという理由だけで安易に再生尾個体をお迎えするのは、個人的にはあまりおすすめしません。
再生尾マニアもいる
一般的にはB級品などのあまり良くないイメージの強い再生尾。
しかし、爬虫類界隈は変わり者も多いので、中には再生尾マニアみたいな人もいるようです。
なぜ再生尾が好きなのか?理由としては以下のようなものが挙げられています。
- 再生尾の見た目や触り心地が好き
- 完全な1点モノなので逆にレアな感じがする
- 再生尾は修羅場を経験した勇者の証
- 自切するほど辛い経験をしたのかと思うと、大事にしてあげないとという庇護欲を掻き立てられる

