上部フィルターはろ過性能は高いものの、動作音が気になるという声もありますよね。
実際に私も初めて使用した時は「こんなにも音がするものなのか!?」とちょっと驚きました。

日中はまだしも、夜寝る時などはかなり気になります…。
しかし、あれこれ試しているうちにろ過性能を落とすことなく、騒音をかなり抑える方法を見つけました!
フィルターの音に悩まされている方は、ノイローゼになる前にぜひこの記事で紹介する方法を試してみてください。
さっさと対策方法だけ見たい方はこちら。
騒音の原因はポンプと水流
フィルターの騒音の原因は大きく2つあります。
1つはポンプの動作音、もう1つが水流です。
我が家で使用しているグランデカスタムの場合、ポンプの音はそれほど気になりませんでした。
問題は水流の方なんですよね…。
まずは対策する前の騒音レベルをチェック

まずは対策する前のうるささがどのくらいか確認しておこうと思います。
今回はデシベル Xというスマホアプリを使って測定してみました。

およそ60デシベル前後です。
60デシベル前後の音の目安としては、以下のようなものが挙げられます。
- 普通の声量での会話
- デパートの店内
- トイレで水を流す音
同じ流水音ということで、トイレの水を流す音というのがかなり近いと思います。
「騒音だ!」と苦情を訴えるほどのレベルではないかもしれませんが、毎日このレベルの音の中で寝るのはちょっと苦痛です…。
水流音の対策方法

グランデカスタム600の作りはこのようになっています。
手順を説明する際に各部位の名称を使いますので、ざっと確認しておいてください。
送水口の騒音対策

こちらは送水口付近をアップにした画像なのですが、わかるでしょうか。
散水器との間にわずかに距離があるんですよね。
そのため、水が一直線に流れるのではなく散水器にぶつかることになり、騒音が発生します。
基本的に水は流れているだけでは音はたたず、何かにぶつかる時に音が発生すると考えて良いでしょう。

対策方法は単純で、このように送水口と散水器の間の隙間を何かで埋めてやればOK。
私はスポンジを5mm程度の厚みにカットしたものを挟んでいまが、布切れを折り畳んだものや消しゴムなどでも問題ありません。
安価ですぐに交換できるものの方がメンテナンスはしやすいと思います。
これだけでも体感で30%くらいは騒音カットできたような気がします!
パイプの落水音を軽減する

次は消音パイプ・吐出口パイプから吐出口への落水音の対策です。
位置エネルギーを持った水が勢い良く落ちてくるので、ここも割と騒音の発生するポイントですね。

対策方法ですが、このように丸めた鉢底ネットを用意して…

吐出口にセットするだけです!
鉢底ネットが良い感じに落水の勢いを抑えてくれて、落水音が軽減されました。
画像を見比べてみてもらうと、水面の荒れ具合からして差は歴然ですね。
鉢底ネットは百均やホームセンターなどで購入することができます。
分厚く固いタイプのネットは丸めるのが難しいので、比較的薄めで柔らかい材質のものを選ぶようにしてください。
水位を調整してさらに静音化

さらに騒音を抑える方法として、このように水位を吐出口の真ん中くらいに調整するのがおすすめです。
水位が低いとやはり落水音が気になります。
逆に高くしすぎて吐出口が完全に水没してしまうと、水と一緒に空気が吐き出された際にゴボゴボと音がたつことがあります。
ちょうど中間にしておけば水の流れはスムーズに、空気も逃がすことができるので余計な音がたつ心配がありません。
対策後の騒音レベルは…
対策前と同様に、デシベル Xで騒音レベルを測定してみます。

結果は40~50デシベル。
対策前が60デシベル前後だったので、およそ10~20デシベルほど静音化できました!
40~50デシベルのイメージとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 小雨
- 図書館
- 小鳥のさえずり
この程度なら全然眠れますね。
トイレを流す音に比べれば小雨なんてどうってことはないです。
みなさんもぜひ試してみてください。



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