私はツノガエルを飼い始めてかれこれ5年ほどになります。
1匹目はベルツノガエル、もう1匹目は現在飼育しているクランウェルツノガエルのアルビノです。
ツノガエルは他の爬虫類・両生類に比べると飼育は簡単な部類だと言われています。
それでも、はじめのうちはわからないことだらけで、色々と試行錯誤しているうちに少しずつコツを掴んでいったように思います。
床材1つを取ってみても、ウールマット・鉢底ネット・ヤシガラ・ソイルと手当たり次第に試してみました。
そんな経験を踏まえて、今回ははじめてツノガエルを飼育する際にまずはこれを飼っておけば間違いないと私なりに思うものをピックアップしてみました。
もちろんまったく同じものではなく、入手が難しいものは類似品で代用してみても良いと思います。
飼育用品
クリアースライダー
はじめのうちはケージはメンテのしやすいプラケースが良いと思います。
安いし、百均やホームセンターなどでも取り扱っていて入手もしやすいですしね。
個人的にプラケースの中で特に良いなと思ったのがこちらのクリアースライダーです。
何が良いのかというと、蓋が横スライド式になっているので、下からツノガエルがぶつかっても簡単に開きません。
ツノガエルって意外とジャンプ力があるので、こういったよくあるパカパカ式の蓋だと結構簡単に開けて脱走してしまいます…。
脱走して皮膚が乾燥したり、怪我をしたり、変なものを誤食したりすると命に関わることもあるので大変危険です。
脱走防止にケージの上にケースの上にレンガなどを乗せている人も見かけますが、あまり見栄えが良くありません。
生体の観察もしにくくなってしまうので、なるべくケージ自体の性能でカバーできるならそれに越したことはないです。
ツインメーター NEO
私は温湿度計はこのツインメーターをずっと愛用しています。
リクガメもクレステッドゲッコーも、何か爬虫類・両生類を飼うときはいつもツインメーター。
文字盤が大きくて見やすいし、温度が色分けもされているので視覚的にわかりやすいです。
個人的にはデジタルよりもアナログの方がこんな感じでパッと見で判断しやすくて便利だと思います。
テラリウムソイル
床材は色々試した結果テラリウムソイルに落ち着きました。
見た目はフロッグソイルとそっくりですが、テラリウムソイルの方がバクテリア入りなのでろ過性能が高そうで良いかなと思っています。
Amazonだとなぜか2kgも4kgもそう変わらない値段で売られているので、迷わず4kgを買いましょう。
どうせ余ってもすぐに腐るものではないので。
ツノガエルと言えば水張り飼育という方もいますが、個人的には水張り飼育は難易度が高くて…。
ちゃんと水換えしないと自家中毒のリスクも高いですし、特に飼い始め間もない頃はまだ飼育の要領もつかめていないと思うので、なるべくリスクの低い飼い方をした方が良いと思います。
会社勤めの人なんて平日は毎日8時間~10時間くらいは家を空けるわけですし、その間ずっと水換えできず汚水の中にツノガエルが浸かってるなんて、なんだかかわいそうじゃないですか。
在宅ワークの方や専業主婦で日中はだいたい家にいるという方ならマメに水換えもできるので水張り飼育でも問題ないかもしれませんが。
水張り飼育と土壌飼育の比較については、生物堂さんのこちらの記事が詳しくてわかりやすいので、ぜひ読んでみてください。
エサ
ひかりベルツノ
ツノガエル向けの乾燥タイプの人工飼料です。
水に浸すと瞬時に柔らかくなり、すぐにエサとして与えることができます。
ツノガエルと言えば練り餌じゃないの?と思うかもしれませんが、初心者の方でツノガエルを1~2匹飼う程度であればこちらのひかりベルツノの方が使いやすいと思います。
練り餌は慣れるまでは量の調整が難しく、エサの与え過ぎにも繋がります。
ひかりベルツノはもともと1粒ずつのサイズが決まっているので給餌量がわかりやすいです。
また、指で触れる必要がないので衛生的です。
暖房器具
ヒーティングトップ S
ヒーティングトップは上から温めるタイプの暖房器具です。
保温球などと比べて火事ややけどのリスクが少なく、安心して使えると思います。
同じく上から温めるタイプの暖房器具に暖突もありますが、暖突は1番小さいSサイズで19cmとややデカめ。
ヒーティングトップSは15.5cmでひとまわり小さめです。
ツノガエルに使用するのであれば小ぶりなヒーティングトップの方が向いていると思います。
また、暖突は蓋の内側にネジで固定しなければいけませんが、ヒーティングトップは蓋の上に乗せるだけなので取り付けも簡単です。









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