読み:じかちゅうどく
自家中毒は床材や飼育水が排泄物等で汚染され、そこからアンモニアなどの有害物質を体内に吸収することで引き起こされます。
特にお腹の皮膚から水分の吸収を行うカエルなどの両生類は自家中毒を引き起こしやすいです。
自家中毒の症状
- 皮膚の炎症
- 脱力
- 四肢のけいれん など
自家中毒の治療
自家中毒は不治の病というわけではありませんが、完治するかどうかは五分五分といった感じ。
アンモニアなどの毒素が原因ですので、それらを体内から排除しクリーンな状態にしてやる必要があります。 ケージ内のレイアウトは極力簡素にし、毎日水替えを行い清潔な状態を保ちます。
弱っている間は食欲も落ち、エサも食べようとしないかもしれませんが、ストレスにもなるので無理に食べさせる必要はありません。
飼育水にビタミン剤を添加しておけば、給水と同時に摂取してくれるので治りが早くなります。
元気に動きエサも食べる状態になれば、少しずつ元の飼育環境に戻していきましょう。
自家中毒の予防
自家中毒はペット自身の排泄物が原因となる病気です。
飼育環境を常に清潔に保つようにすれば、まず発症することはありません。
イモリやウーパールーパーなどの水を多く必要とする生物であれば、こまめな水替えをするようにしてください。
それが難しいのであればろ過フィルターの設置を検討しましょう。
ツノガエルの場合、ウールマットなどを用いた水張り飼育が主流ですが、自家中毒の予防という観点では土壌飼育の方が安全です。
ビバリウム用のソイルや床材にはアンモニアやリンなどのペットに悪影響を与える物質を吸着する作用があります。
バクテリア入りの床材であれば、毒素自体を分解し無毒化してくれるのでなお良しです。


