ドリッパーは爬虫類用の給水器の1つです。
カメレオンや樹上性トカゲなど、水入れから水を飲まない個体の水分補給に利用します。
ドリッパーの仕組み
ドリッパーはタンク・コック付きのチューブ・受け皿が1セットです。
まず、水を入れたタンクをケージ上部に設置し、チューブの出口がケージ内になるように取り付けます。
コックをひねることで水が出るのですが、このとき、水がポタポタと間隔をあけて滴るように調整するのがポイントです。
水がそのままケージ内に落ちてしまうと床材がびちゃびゃになってしまうので、水の落ちる部分には受け皿を置いておきましょう。
ドリッパーの代用
カメレオンやイグアナが水入れから水を飲まないのはなぜなのか?
それは、静止した水を飲み水として認識できないからです。
そのため、水に動きがついていたり、水滴がキラキラと光を反射しているような状態をつくることができるのであれば、必ずしもドリッパーは必要ありません。
我が家のクレステッドゲッコーのケージにはミスティングシステムを導入しているので、噴霧によりガラス面に付着した水滴を舐めることで水分補給をしています。
クレスのような小型の爬虫類は必要とする水の量も少ないので、この程度の給水量でも十分です。
その他にも、やや深めの水入れにエアレーションを施したり、イヌ・ネコ用の循環式給水器を利用するという方法もあります。
しかし、これらを稼働させるには電気代もかかってしまうので、特にこだわりがないのであればドリッパーを使うのが1番経済的です。


