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強制給餌

読み:きょうせいきゅうじ

その名の通り、自力でエサを食べない個体に無理やりエサを与えることです。

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どんな時に強制給餌をする?

  • 何か月も拒食状態が続いている
  • 自力でエサが食べられないくらい弱っている

強制給餌をする前に確認すべきこと

強制給餌は最後の手段です。
無理やりエサを与えることは大きなストレスになりますし、必ずしも強制給餌で問題が解決するとは限りません。
他に方法がないのか探ってみましょう。

本当に強制給餌の必要があるのか?

爬虫類は人間などの哺乳類に比べると非常に燃費がよく、エサの要求量が少ないです。
そのため、3か月程度エサを食べなくてもピンピンしています。
逆にエサを与え過ぎて消化不良や肥満で死んでしまうこともあるほどです。

まったく食べなくてどんどん弱ってきている…というのなら強制給餌も視野に入れるべきですが、元気そうなら無理にエサを与える必要はないかもしれません。

「どうしても食わせないと死ぬ!」という場合以外は、強制給餌はしない方が安全です。

お迎え直後はエサを与えない

お迎え直後はエサを与えるべきではないというのが爬虫類・両生類飼育の鉄則です。
環境の変化・移動のストレスなどで警戒心が高まっているので、エサを与えても食べないのは異常ではありません。 もちろんハンドリングなどもご法度です。

最低でも2~3日程度はエサを与えず安静にし、飼育環境に慣らすようにしましょう。
ただし、脱水症状を防ぐために飲み水は容易しておいてください。

飼育環境を見直す

両生類・爬虫類は非常にデリケートです。
ちょっと飼育環境が悪くストレスがかかっただけで拒食になってしまうこともあります。
温度・湿度は適切か、紫外線ライトは古くなっていないか、隠れられるスペースはあるのかなど、改めて確認してみましょう。

エサの種類や与え方を見直す

いままで普通に食べていたエサでも、ある日急に嫌になり食べなくなるといったことは珍しくありません。
そんなのわがままだと思うかもしれませんが、人間でも毎日同じ食事ばかりでは飽きてしまいますし、成長に伴って味の好みが変わることもありますよね。
そのため、まずはエサの種類を変えて給餌にチャレンジしてみてください。
いままで人工飼料を与えていたのであれば、コオロギなどに変えるだけで嘘のように食いつくこともあります。

また、与え方に問題がないかもチェックしてみましょう。
臆病な個体の場合、ピョンピョンと元気に動き回る生き餌は怖くて食べられないということもあります。
逆に、活きの良いエサの方が食欲をそそられるという個体もいます。

弱っている場合はまず病院で診てもらう

弱っていてエサを食べられないようであれば、1度病院で診てもらいましょう。
例えば、体内に寄生虫などがいる場合、いくら強制給餌でエサを与えても寄生虫に栄養を取られてしまって全然意味がないという可能性もありますよね。
また、内臓疾患などの場合には、無理やり食べさせても消化できずに吐き戻してしまうこともあります。

症状だけを見てどんな病気か判断するのは、素人では難しいです。
病院で適切な治療をしてもらった方が、早期改善の可能性は圧倒的に高まります。

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爬虫類飼育歴8年。爬虫類・両生類の清潔感と素朴なかわいさ・たくましさが好き。
リクガメ・ツノガエル・クレス・イベリアトゲイモリを飼育中。

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