
爬虫類界隈でモニターといえばオオトカゲのことです。
木の上から天敵や獲物の動向を監視している(英:monitor)ように見えることからモニターと呼ばれるようになったという説があります。
モニターの特徴
モニターはオオトカゲという別名の通り、非常に大型の爬虫類です。
運動量も多く水浴びを必要とする種もいるため、飼育のためにはかなり大規模な設備が必要になります。
慣れるまでは時間がかかる
種類にもよりますが、モニターは気性が荒く、暴れれば手もつけられなくなるような個体も少なくありません。
SNSなどではいわゆるベタ慣れ個体を見かけることもありますが、これは飼い主の努力の賜物です。
すべてのモニターが懐くわけではないと理解しておきましょう。
SNSで見たイメージそのままでお迎えすると、現実とのギャップに落胆することになるかもしれません…。
モニターを慣れさせるためには、ベビーサイズの頃から根気よく世話を続け、信頼関係を築いていく必要があります。
モニターには毒がある?
モニターの中には毒をもつものもいますが、ペットとして流通している個体は無毒あるいは微毒です。 そのため、万一噛まれたとしても毒により呼吸困難などの重大な症状に至る恐れはありません。
しかし、野生のモニターの場合には、口内に雑菌が繁殖していることが多く、噛まれると細菌感染症を引き起こすこともあります。
そして、これが毒のせいだと勘違いされることもあるようです。
毒性の有無にかかわらず、モニターのような体格の良い爬虫類に噛まれれば大きなケガをしてしまう可能性は高いです。
心配ならメンテナンスの際は長袖の服を着て手袋をするようにしましょう。
ペットとして飼育可能なモニター
- サバンナモニター(サバンナオオトカゲ)
- ナイルモニター(ナイルオオトカゲ)
- サルバトールモニター(ミズオオトカゲ)
- イエローヘッドモニター(コガネオオトカゲ)
- コバルトツリーモニター(アオホソオオトカゲ)
- マングローブモニター(マングローブオオトカゲ)
※コモドオオトカゲ、ハナブトオオトカゲの2種は特定動物のため、国内では愛玩飼育が禁止されています。

