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WC

WCはWild Caughtの略で、野生の個体を採取しペット用として販売しているものです。
ワイルド個体・野生個体などと呼ぶこともあります。

CB

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WC個体の特徴

体格や発色が良い

どんなに飼育環境を整えても、やはり大自然にはかないません。
WC個体は自然の中でたくましくのびのびと育ったためか、CB個体より体格がよく美しい発色の個体が多いです。

爬虫類をたくさん飼っているマニアほどWC個体に惹かれやすいのは、爬虫類を見る目が肥えており、このような見た目の美しさを重視するためだと思います。

ケガや病気のリスクが高い

もともと野生で生活していた個体のため、天敵に襲われてケガをしていたり、寄生虫や細菌などに感染しているリスクがあります。
衛生状態はCB個体より格段に悪いと考えておきましょう。
WC個体に引っかかれたり噛まれたりすると、患部から雑菌が入り腫れたり化膿したりすることもあります。
この辺りはWC個体では避けて通れない部分なので、ある程度覚悟したうえでお迎えするようにしてください。

気性が荒く神経質

WC個体はもともと人間に飼われるために生まれたわけではありません。
普通に生活していたら、ある日突然捕まえられて監禁生活を強いられたようなものです。
人間にまったく慣れず、威嚇や攻撃をしてくる、与えたエサすら食べてくれないといったことも少なくありません。

しかし、このようなワイルドさに魅力を感じる人や、難しいからこそ飼い応えがあると考える人もいます。

価格の変動が大きく流通も不安定

WC個体はブリーディングコストがかからないため比較的安価に入手できます。
その一方で、国際情勢の変化などにより輸入困難になれば価格が一気に跳ね上がることもあります。
また、レオパのようなCBの方が主流となっている種については、逆にWCの方がレア扱いとなり、高値で取引されているケースもあります。

人工繁殖技術がどんどん進めば、人慣れしやすいBC個体が安価で購入できるようになるため、わざわざWC個体を選ぶメリットはほとんどなくなります。
しかし、人工繁殖が難しく、WCでしか入手のできない種も多いのが現状です。
このような種は、CITESのI類にでも指定されてしまえば輸入が不可能となり、二度とペットとして飼うこともできなくなってしまうかもしれません。

そういった意味ではWC個体は限定品のようなものなので、「買えるうちに買っておくべき!」と言う人もいます。
ですが、個人的には安易な衝動買いはやめた方が良いと思います。 前述したように、WC個体は良くも悪くもマニア向け。 きちんと飼える自信のない人は最初から手を出すべきではありません。

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爬虫類飼育歴8年。爬虫類・両生類の清潔感と素朴なかわいさ・たくましさが好き。
リクガメ・ツノガエル・クレス・イベリアトゲイモリを飼育中。

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